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by copa001

中田のボルトン移籍決定、1年レンタル

セリエA・フィオレンティーナの日本代表MF中田英寿(28)のイングランドプレミアリーグ・ボルトンへの移籍が決定した。1年間の期限付き移籍で11日にも正式発表される。中田は昨年7月にフィオレンティーナと3年契約を結んだが、プランデッリ新監督とはパルマ時代の2シーズン前に起用法で対立しており、移籍を希望していた。フィオレンティーナは複数クラブと交渉した末にボルトンと合意した。

 中田は、10日午前にイタリアを出発してロンドン入り。事前に現地で交渉を進めていた代理人とボルトン関係者が最終交渉を行い、大筋で合意した。11日にもメディカルチェックを受け正式契約を交わす。

 関係者によると、今回の移籍は中田自身が強く求めたものだった。フィオレンティーナでの昨季は故障で満足なプレーができず、セリエA残留を争ったシーズン終盤は9試合連続で出場機会を与えられなかった。しかも今オフにはプランデッリ新監督が就任し、中田の獲得に尽力したルッケージGMは解任。同監督とはパルマ時代に衝突した経緯があるため、関係者に「昨季のような経験は絶対に繰り返したくない」と明かしていた。同クラブの日本遠征では先発を続けたものの、イタリア杯1回戦チスコ・ロディジャーニ戦(7日)では出場機会なし。06年W杯ドイツ大会に向けて出場機会を求め、以前から希望していたプレミアリーグへの移籍を決断した。

 ボルトンは昨季6位に入り、今季UEFA杯の出場権を獲得。コンフェデ杯で活躍したメキシコ代表FWボルヘッティら積極的な補強を進めており、中盤の万能選手の獲得を目指していた。中田はチャールトンなど複数クラブから獲得の打診を受けたが、条件提示の良かったボルトンを選んだ。

 ボルトンのアラーダイス監督は「私は中田を高く評価している。彼がチームに加われば大変素晴らしい」と歓迎した。今夏に日本ツアーを実施したボルトンは、中田の商業的な価値にも関心が高かったとみられる。

 ▽ボルトン・ワンダラーズ 1874年創立。過去にリーグ優勝はないが、23、26、29、58年にFA杯を制した古豪。最近で99年から3季を2部で過ごし、02年のプレミア復帰後も16、17位と低迷。04年に8位、そして昨季は6位に食い込んでUEFA杯出場権を獲得した。01年7月からFW西沢(C大阪)が半年間在籍も出場はカップ戦だけ。主力はナイジェリア代表MFオコチャ、セネガル代表FWディウフらがいる。本拠地はリーボック・スタジアムで収容人員は2万7879人。

 ≪フィオ、今野らリストアップ≫中田を放出したフィオレンティーナが、新たな日本人選手の獲得に動くことが明らかになった。関係者によると、既に日本遠征中に情報収集を行い、日本代表のMF今野泰幸(22)、MF石川直宏(24=いずれもFC東京)らをリストアップ。近く最終検討に入る。フィオレンティーナはセリエAに復帰した昨年からマーケティングに力を入れており、特に有力な市場として日本に注目。このオフに日本遠征を行ったのもその一環で、関係者によると「日本との関係を保つためには日本人選手が必要」と判断したという。今野は東アジア選手権の活躍で、評価が急上昇。石川も早くから注目されており、フィオレンティーナ側の条件が整い次第、本格的な交渉に乗り出す。


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by copa001 | 2005-08-11 09:43 | football of world